こんにちは、ゆどんご(@yudongoyeah)です。
仮想通貨トレーダーの方、息していますか?
そうですね、私も死にそうです。
年始の目標で、今年は仮想通貨で100万稼ぎたいなーなんて言っていたのが夢のよう、仮想通貨は大きな下落トレンドが続いています。
この下落トレンドはいつ転換するのか、もしくはもはや仮想通貨は下落トレンドから抜けることができず、終わってしまうのか。
そんな疑心暗鬼に駆られていましたが、今年に入っての仮想通貨取引所の開設や、銀行間送金の開始など、日本では最も仮想通貨に力を入れているだろうSBIグループ 北尾 吉孝会長がとても力強い本を出しました。
『これから仮想通貨の大躍進が始まる!』です。
願わくば塩漬けにしたXRPが救われることを祈りながら読みましたのでレビュー記事です。
すでに仮想通貨トレードを始めていて今後の展望を知りたい方、もしくはこれから始めたいけど仮想通貨って安全なの?と疑問に思う方の両方におすすめできる本です。
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目次
第1章 「ブロックチェーン革命」によって私たちの生活はどう変わるのか?
第2章 仮想通貨は、本当に「決済通貨」になれるのか?
第3章 ビットコイン VS 中央銀行の「デジタル通貨」
第4章 「新しい時代の経済(フィンテック2・0)」の全貌
第5章 仮想通貨が地域経済を活性化する
第6章 SBIグループにおける「フィンテック1・0」から「2・0」への進化
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第1章 では、仮想通貨のコア技術である”ブロックチェーン”について述べられています。
ブロックチェーンがなぜ安全なのか、インターネットに次ぐ大発明と言われている理由など仮想通貨の流出事件がたくさん起きているけど、本当に安全なの?という点の疑問に答えてくれます。
第2章、3章 ここからが北尾さん節のはじまりで、もしも日銀が今の紙幣に変わって仮想通貨(デジタル通貨)を発行したらどうなるのかを鋭く分析しています。
日本銀行がビットコインみたいな仮想通貨を発行するの?現実的に難しいんじゃない?とお思いの方も多いでしょうが、日銀はすでにデジタル通貨を真剣に検討しているというのです。
第4章では、声高に叫ばれて市民権もすでに得られたであろうフィンテックについて、ブロックチェーンをもとにさらなるステージへと進化していくことが述べれられます。
第5章では地域経済に使われる仮想通貨についてです。
地域限定で発行することにより、地域内の経済を活性化させたり、流動性を高めるために通貨自体にマイナス金利を設定するなど、夢のような通貨の未来が語られます。
第6章では、仮想通貨事業で先陣を切るSBIグループの取り組みが紹介されます。
夏に始まった仮想通貨取引所、SBIバーチャルカレンシーズや、国際送金について世界の最先端を走る内外為替一元化コンソーシアムの取り組みなど、仮想通貨に限らない分散型台帳技術を使って何ができるのか、そしてSBIは分散型台帳技術で何を実現しようとしてるのか、Fintec 2.0、その先の3.0が描く未来が書かれています。
総評しますと、仮想通貨の今後、そして仮想通貨のコア技術であるブロックチェーンの未来について知りたい方にとてもおすすめの本です!
最後に、いろいろな各国の取り組みや、ブロックチェーンの今後については以下の書籍でもっと詳しく説明されていますのでぜひ。
おわり